取り扱い柿の品種について
百目柿
百目柿
「百目柿」は、その名の通り「百匁(ひゃくもんめ=約375g)」もあるほど巨大なことから名付けられた、日本古来の不完全渋柿です。蜂屋柿と並んで干し柿の代表格ですが、地域によって呼び名や食べ方が変わる、とても個性豊かな柿ですよ。
1. 圧倒的な大きさと形
ずっしりした重量感: 1玉が300g〜500gを超えることもあります。
釣鐘状(つりがね)の形: 蜂屋柿に似て縦長ですが、百目柿の方がやや肩が張ったような、がっしりした形をしています。
2. 地域で異なる「呼び名」
百目柿は日本各地で栽培されており、その土地ごとに有名なブランド名が付いています。
山梨県:「甲州百目(こうしゅうひゃくめ)」(枯露柿の原料として有名)
福島県:「蜂屋柿」(※福島では百目柿を「蜂屋」と呼ぶ混同がありますが、実質的に百目系が使われます)
愛媛県:「富士柿」(形が富士山に似ていることから)
3. 「干し柿」としての最高級品質
山梨県の伝統的な干し柿「枯露柿(ころがき)」の原料として知られています。
濃厚な甘み: 干すことで渋が抜け、糖度が非常に高くなります。
ねっとりした食感: 果肉が厚いため、干しても中が「あんこ」のようにねっとりと柔らかく、食べ応えが抜群です。
4. 「渋抜き」で生食も可能
渋柿ですが、アルコールや炭酸ガスで「渋抜き」をすると、生でも食べられます。
「蜂屋柿」と「百目柿」の見分け方
どちらも大きな渋柿なので似ていますが、少しだけ違いがあります。
蜂屋柿: 全体的にシュッとした、スマートな釣鐘形。
百目柿: 蜂屋よりも横幅があり、少しゴツゴツとした力強い形。